念仏をとなえながら、今生きることによろこびを感じる
充実した日々を過す事を願う 大阪教区 浄土宗青年会
2024年12月22日
去る令和6年12月14日(土)相阪組 西蓮院様に於いて、浄土宗開宗850年慶賛事業「とわいらいと念仏会」が開催されました。当日は午前中から雨が降り心配でしたが、午後から天候にも恵まれ、59名の方がお参り下さいました。第二河南組の安養寺様から頂戴した竹を、境内に竹灯籠として設置し、参拝された方々にカップローソクをお配りし、想いや、願い事を書いて頂き、本堂前にお供えして頂きました。大阪教区浄土宗青年会 浄土宗開宗850年慶讃事業「とわいらいと念仏会」 お念仏が始まると堂内を薄暗くし、阿弥陀様の前に供えられた紙灯篭の光と共に参拝者と浄青会員の声が響き渡っていました。お別時後参拝者の方と茶話会を開き、青年僧と交流の中、浄土宗や浄土宗青年会を知って頂く機会となり、このような慶賛事業ができたことを改めて良かったと感じました。 今回の行事で得た経験を踏まえて、850年前に浄土宗をお開き下さった法然上人のみ教えを教化できるよう共々に精進したいと思います。 第二河南組 長円寺 小澤善宏 |
2024年12月22日
11月27日、京都・東寺ハウジングフィールド西京極に於いて、「はんなりモルック」(近畿地区浄土宗青年会親睦交流会)が開催されました。京都教区が担当で「モルック」を会員皆で楽しみました。モルックとは、フィンランドのカレリア地方の伝統的なキイッカ(kyykkä)というゲームを元に1996年に開発されたスポーツです。長さ20cmほどの棒を12本のピン(1〜12番の番号が振られている)に向かって投げて倒し、倒した本数が点数(倒した本数が1本のみの場合は、倒したピンに書かれている数字が点数)となり、2チームで争い合計50点になれば勝ちというゲームでした。ゲームは京都教区の名司会者の進行で大いに盛り上がりました。ただ投げて倒すだけではなく、途中に救済措置(3回連続でピンにあたらなかった場合)があったり、お邪魔カードで相手チームを妨害できたり、とチーム内のみならずギャラリーも含め一体となってとても楽しむことが出来ました。近畿地区浄土宗青年会 親睦交流会「はんなりモルック」 はじめは探り探り行っていたそれぞれのチームもゲームが進み、コツをつかむなど徐々にうまくなっていき、戦略や策略なども考えながらチーム内での会話も進み、より仲良くなることができたような気がします。 成績は・・・大阪教区の2チームは残念ながらともに予選敗退。決勝戦は奈良教区同士の対決となりました。 モルックで楽しんだ後は、場所を移し懇親会が行われ、こちらも盛会のうちに終わりました。 普段は会う機会の少ない他教区の青年会の会員とも触れ合うことができ、また新たな刺激も受けることができた良い機会となりました。 開催担当の京都教区の皆様方、ありがとうございました。 第二河南組 観音寺 八木祥吾 |
2024年11月28日
去る令和6年11月25日(月)長野県駒ヶ根市安楽寺様に於きまして全国浄土宗青年会 別時念仏会が開催されました。この安楽寺様は大本山清浄華院飯田実雄台下の御自坊であります。まず境内を参拝させていただきました。安楽寺様の縁起を拝聴しながら三門、鐘楼、経蔵、二尊堂(納骨堂)を見させて頂きました。着替え休憩の後、本堂に移動し飯田実雄台下より御垂示を賜りました。様々な事業を工夫なされ安楽寺で行ってきたそうであります。その事業をそのまま清浄華院で行われていると言うお話がありました。令和6年 全国浄土宗青年会 別時会 お寺の規模は違えど、檀信徒教化、寺門興隆の為に行うことは変わらないという、これからを担う私達青年僧に向けて考えさせられるお話を頂戴しました。 安楽寺様の本堂には最大600名の方が入ったことがあるとおっしゃっておりました。とても立派な本堂でより多くの檀信徒様や参拝者がお参り出来るように作られたのだと思われます。長野の厳しい寒さに耐えられるように床暖房もついておりました、身体も心もポカポカしながら、ひとときの間ひたむきにお念仏をお称えさせて頂きました。杉山理事長のご挨拶にあったように同心同行の仲間たちと行う別時念仏は尊く有り難いものでありました。 大江組 大覚寺 小寺貴雄 |
2024年09月10日
令和6年9月9日、千日前法善寺さま門前にて救急の托鉢を行いました。令和6年度 大阪教区浄土宗青年会 研鑽会・救急の日托鉢 救援委員会のメンバーや浄青会員が多数集まり《¥170,677》の浄財をお預かりいたしました。ご協力してくださった皆様ありがとうございました。お預かりした浄財は今後の災害時の支援活動に役立てて参ります。 北摂組 法林寺 藤田善史 |
2024年09月02日
令和6年8月29日、夏の終わりを告げるかの様なスズムシの声が響く東北の地、山形県にあるメトロポリタン山形にて第20回全国浄土宗青年会全国大会が開催されました。令和6年度 第20回全国浄土宗青年会全国大会 台風10号の交通への影響も心配された中での開催となりましたが全国各地から250名を超える青年会員が集いました。講義1として安達俊英先生、林田康順先生、コーディネーター 工藤量導先生の「青年僧の未来」というテーマでのディスカッション型のご講義がありました。法然上人の浄土宗開宗から現代に至るまでの様々な課題や青年僧の質問にお答えいただき青年会員を励ましていただきました。 講義2としてテレビプロデューサーのマッコイ斉藤先生による「寺院開放!アイデアが未来を変える」をテーマにご講義いただきました。誰にでも一行で分かる企画をだす「一行理論」や男気ジャンケンが生まれるまでの様々なご苦労等をユーモアたっぷりにご教授いただきました。 講義3として各教区の未来に向けて取り組んでいる事業の事例発表があり、これからの寺院運営のヒントをたくさん学ばせていただきました。その後てらこやフェスタにご出演の怪談家のぁみ先生、響先生の怪談話の実演があり、人を惹きつける話し方や間の取り方を実際に体験し勉強する事ができました。その後の懇親会では美味しい山形の名産をたくさん頂き全国から集まった、全国大会でしか中々顔を合わすことが出来ない各教区の会員と楽しく懇親を深めました。この全国大会でたくさんの学び、気付き、笑い、そして恐怖も体験することが出来ました。大阪浄青の会員の一人でも多くの方に是非参加していただきたい幕の内弁当の様な中身の詰まった大会となりました。 東摂組 生房寺 田中大樹 |
2024年07月19日
令和6年7月18日(木)相阪組 西蓮院様をお借りして約30名の青年会僧侶が集まり、別時会・納涼会が開催されました。開会に先立ちまして、神田会長からご挨拶があり、今年の12月14日(土)には開宗850年慶讃事業として浄青でも別時念仏茶話会を予定しており、今回はその予行練習も兼ねた別時会であるとお話して下さいました。 令和6年度 大阪教区浄土宗青年会 別時会・納涼会 照明も落とし、ろうそくの灯りだけになった本堂では、参加者の念仏の声と木魚の音だけが響き渡る、ありがたい時間を過ごさせていただきました。 閉会の辞では、小寺副会長から毎日の日課称名だけでなく、こうして別時の場を設けることでまた明日からの日々の念仏に励めるように。とあり、これからお盆を迎えるにあたり身が引き締まる思いです。 その後、懇親会場へと場所を移し、納涼会を開催しました。 会員同士、日々の法務での悩みや取り組みについて話し合い、大変有意義な交流の場になりました。 12月に開催予定の別時念仏茶話会でも、今回と同様西蓮院様をお借りし、青年会会員だけでなく、一般の方々との交流をさせていただく予定です。1人でも多くの参加者と、また共にありがたい時間を過ごさせていただけることを楽しみにしています。 東清堀組 大善寺 山中翔貴 |
2024年06月21日
2024年6月13日令和6年度 大阪教区浄土宗青年会 第2回研修会「傾聴」 令和6年度 大阪教区浄土宗青年会第2回研修会 令和6年6月13日(木)、大阪教区教務所4階にて、大阪教区浄土宗青年会の第2回研修会が開催されました。講師として、カウンセリング&コンサルティング・フロンティア代表 小島俊久氏に「傾聴スキルとグリーフケアを学ぶ」のテーマでご講義いただきました。 講義スケジュールは@話を聴く姿勢A具体的な傾聴技術BペアワークC悲嘆への対応〜グリーフケア〜Dデモンストレーションとなりました。 初めに、傾聴とは耳を傾けて熱心に聞くこと、真剣に聞くことというのが辞典での定義になりますが、カウンセリングでは人の話をただ聞くのではなく相手を分かろうとする積極的姿勢で話を聴くことが重要であると仰っていました。この積極的傾聴の技術には頷き、相槌、表情、動作のような基本的な応答技術があり日常会話でもよく用いられるものでした。しかし目線、姿勢のスキルでは正しい姿勢で相手の目を見て話すというのが一般的であるのに対し相手の心情に合わせて目線を外す、リラックスして落ち着いた体勢で聴くといった傾聴ならではのスキルがありました。これらのスキルは話し手に安堵感、安心感、自己肯定感を与える効果があり非言語スキルの重要性を知りました。 後半のペアワークは話し手と聴き手に分かれて題材に沿って対話をするというもので「相手の話を遮らずに丁寧に傾聴する」というルールの中で自分の考えを主張せずに相手の考え、感情を引き出すことはとても難しかったです。また、デモンストレーションでは小島氏による傾聴実演をしていただきました。時間の関係上途中で終わってしまいましたが傾聴技術を十分に感じることが出来ました。 研修を受けて、グリーフケアの最前線にいる僧侶にとって相手に安心感、安堵感を与える傾聴スキルは重要であり実践していかなければならないと思いました。 北摂組 正念寺 吉田祐治 |
2024年06月14日
2024年05月28日近畿地区浄土宗青年会 第46回総会・第57回研修会 近畿地区浄土宗青年会 第46回総会・第57回研修会 令和6年5月28日(火)奈良県 東大寺金鐘ホールにて、近畿地区浄土宗青年会第46回総会・第57回研修会が執り行われました。 最初に第23期理事長、白馬上人よりご挨拶をいただき、令和5年度事業報告、決算報告および監査報告が行われました。 続いて新役員の選出があり、第24期理事長、石橋上人より今期の活動テーマおよび新役員の発表の後、令和6年度事業計画案および予算案が発表され、満場一致で承認され総会は終了致しました。 小休憩の後、第57回研修会が行われました。初めに、講師 森田康友上人より『遺言執行者となって』を講題としまして、シングル世帯および親族の居ない檀信徒が増加傾向にあり、僧侶が「遺言執行者」の依頼を受ける機会も増えるとして、森田上人が経験された事例を参考に、その時に必要な知識などについてお話しいただきました。 続きまして、東海林良昌上人より『慈悲の実践 ボーイスカウト、青年会、お寺での介護カフェ』と題しまして、東海林上人がこれまでに体験されたボーイスカウトでの地域貢献や、浄土宗青年会を通しての東日本大震災における被災地支援、宗派を超えた国際的な青年会での活動およびお寺での介護者カフェについてご説明いただき、法然上人の庵の様に分け隔てなくお互いに寄り添える世界を作っていきたいとお話しくださいました。そして最後に光譽祐華上人より『私が歩んできた音楽布教の道』と題しまして、歌い始めたいきさつや、音楽活動を通しての経験などをお話しいただいた後、ライヴステージにて素晴らしい歌声をご披露いただき、盛大な拍手に包まれながら第57回研修会は終了となりました。当日は雨で足元の悪い中、多数のご来場にて、同じ近畿地区で活動する会員の皆様と共に、有意義な時間を過ごすことができました。 第一河南組 薬師寺 森山隆正 |
2024年05月04日
去る令和 6 年 4 月 30 日(火)大阪教区教務所に於きまして、大阪浄青令和 5 年度総会ならびに令和 6 年度、 第1回研修会が開催されました。大阪教区浄土宗青年会 令和5年度総会・令和6年度 第1回研修会 開会の辞、 回願に続いて第27期会長西浦祐哉上人より挨拶があり「皆さんが自分の役割を全うしてくれたから、 27期の活動が円滑にすることが出来た。」と2年間の活動を振り返り、来期の理事執行部にむけて「みんなで協力して神田会長を支えていってほしい」と激励のお言葉をいただきました。 続いて泉北組西光寺 寺尾昌治上人の議長、議事進行のもと、 令和5年活動報告、会計報告、救援活動準備金報告ならびに令和6年活動計画案、会計予算案が滞りなく審議・承認されました。 そして、新会長である第 28 期会長神田眞照上人より今年度のテーマ「機縁」の発表があり、「機縁」の言葉の中に浄青会員が協力して行事を進めていき、皆で活動を通してきっかけを作る。 一般の人に浄土宗のみ教えを広めるきっかけを作るという思いが込められているという想いを伝えて下さいました。 その後、同会場に於いて、 第1回研修会が開催されました。 泉南組大願寺常盤木宏仁上人を講師にお迎えし、「ご縁をいただいて」という講題でお話をしていただきました。 常盤木上人のこれまでの活動や学生時代のお話を若い青年僧にも分かりやすい言葉でお話してくださいました。 私が特に心に残ったお言葉が哲学者森信三氏のお言葉を引用した 「人は一生の内に逢うべき人に必ず逢える。 しかも一瞬早すぎず、 一瞬遅すぎない時に」そして「どんなに素晴らしい縁をいただいたとしても内に心に求める心がなければ、縁が生じない。無関心では縁が生じない。縁をいただくために行動することが必要だ」というお言葉でした。 「何事にも無関心にならず、心を求めて縁をつかんでください」 常盤木上人の若い僧侶にむけてのお言葉が心に染みたありがたい研修会でした。 北摂組 法林寺 藤田善史 |
2024年03月29日
令和6年3月27日(水)〜28日(木)、一泊二日でこども信行道場が開催されました。連日の雨で天候が心配でしたが、開催当日は奇跡的に見事に晴れ、参加者21名の子どもたちが第二河南組安養寺様に集まりました。お寺での宿泊行事ということもあって、開講式では不安な顔や緊張した表情をした子供達でしたが、初めのお念仏から大きな声が出ておりスタッフが逆に驚かされる程でした。令和5年度 大阪浄青 こども信行道場 児童教化連盟岩ア理事長の誡師のもと厳かながら穏やかな空気で帰敬式を行い、場所をアクトランドに移してレクリエーション、夕食、キャンプファイヤーを行いました。すっかり班同士で打ち解けた様子で1日目を終えることができました。 2日目は朝6時半より朝のお勤めを開宗850年慶讃記念で作成した浄青オリジナル経本で勤めました。朝食後、再びアクトランドに移動し、佛教大学レクリエーション研究会のスタッフ主導のゲームやダンス大会が行われました。どのレクリエーションも盛り上がり、今回の開催テーマ「一致団結〜みんなで達成しよう信行道場〜」の通りになったのではないかと感じました。 昼食のカレー作りに向けて火おこし体験を行いました。準備の段階ではなかなか火が着かず心配しましたが、結果的には火がついた班もあり、子どもたちは大いに喜んでいました。みんなで作ったカレーを食べたのち安養寺へ戻り閉講式を行いました。開講式では不安気だった子供達も晴れやかな表情で、準備を重ねてきた我々も報われた思いがしました。 10月開催は参加者が集まらず延期となり、今回も心配でしたが、無事21名の子供達の宿泊行事を終えることができました。会所を快くお引き受けくださった安養寺様、お子さんを参加させてくださったご寺院様、お手伝いくださったスタッフの皆さん、改めて御礼申し上げます。ありがとうございました。 27期こども信行道場実行委員長 来迎寺 西島泰彦 |